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Agile Transformation

アジャイル・トランスフォーメーション

新たな企業競争力の形成

デジタル革新を契機にイノベーションのサイクルは加速度的に短くなり、新しい価値を提供する機敏性が求められるようになりました。しかし、柔軟性を欠くシステム環境、官僚主義的なルールやプロセスが原因で、組織体制および事業開発体制のアジャイル化が阻まれ、市場の変化に対応できない企業がまだ多く散見されます。 自律分散型の組織体制を経営構造として構築することで、高い収益性を維持しながら成長し、短期間かつ継続的な付加価値創出を成し遂げる組織へと変化させます。

私たちが提供できる価値

The value we can offer

組織のアジャイル開発

アジャイルを組織全体に醸成することで、企業特有のしがらみや大企業病から生じる障害を排除し、顧客本位の経営を実現できます。企業で現在機能している伝統的な官僚主義を完全に否定するのではなく、アジャイルと上手く融合させることが組織改善の鍵となります。

オペレーティングモデルの構築

ウォーターフォール開発は、高品質のプログラムを提供するため、完成までに長い時間を要します。現在はビジネス環境の急激な変化に伴い、新サービスを迅速な展開が必要なため、スクラムをはじめとするアジャイル型開発プロセスにシフトしています。

アジャイル開発におけるリスク管理

アジャイル開発が進みステークホルダーや連携するシステムが拡がると、リスク管理の重要性が高まります。開発プロセスにリスク管理を組み込むことで、リスク発見・排除が容易になり、開発のケイパビリティが向上します。

リーンスタートアップ適用

新規事業の際に重要なポイントは市場の不確実性の攻略と顧客への価値提供スピードです。アジャイル開発とリーン・スタートアップは相性が良く、組み合わせることでCXを高めながら早期にプロダクトを市場へと送り出すことができます。

モデルケース

One of our model cases

国内大手金融機関

スマホアプリの開発内製化による
アジャイル体制の確立

課題: アプリの評価が落ちユーザーの離脱が生じていたが、ベンダーロックインにより開発費が高騰化しており、アプリの刷新を実行できなかった。 ソリューション: アプリ開発チームを内製化することで、ウォーターフォール型の開発志向に捉われることなく柔軟かつ迅速な開発を行える体制を構築。また、開発・内製化にとどまらず、実装機能のUI/UXの改善策提示まで行った。 成果: 外部ベンダーとのソースコード共有化を推進し、共同開発環境を整備。低コスト・短期間での新規機能開発を実現し、結果アプリ評価が向上し、継続的な新規ユーザーの獲得に貢献した。

インサイト

Insights

組織論におけるアジャイルトランスフォーメーション

日本の企業の多くはウォーターフォール型の組織であると言われている。中長期の経営計画を作成し、それに基づいて事業計画に定められた全社の目標をトップダウン方式で部門からチームへ落とし込んでいくマネジメント手法である。この中央集権型の組織はフレデリック・テイラー氏が提唱した「科学的管理法」が起源といわれているが、これは将来の経営環境が予測可能であり、また経営計画に遵守すれば業績が向上するという前提のもとにこのシステムが成り立っていたといえる。

地政学的リスクによるサプライチェーンの構造変化

地政学リスクとは、ある特定の地域が抱える政治的もしくは軍事的な緊張の高まりが、地理的な位置関係により、その特定の地域の経済もしくは世界経済全体の先行を不透明にするリスクのことである。地政学リスクの高まりは、地域紛争やテロへの懸念などにより、原油価格など商品市況高騰、為替通貨の乱高下を招き、企業の投資活動や個人の消費者心理に悪影響を与えるなど多くの側面に影響をもたらす。今回は地政学リスクの影響を直に受けるサプライチェーンについて、地政学リスクとの関係性から今後のトレンド、日本企業が取るべきアプローチを考える。

サステナブル経営におけるDXの必要性

現在世界経済は、株主資本主義からステークホルダー資本主義への転換を迎えている。2019年、米国大手企業のCEOらが所属する団体「ビジネス・ラウンドテーブル」は企業のパーパスについてこれまで掲げてきた「株主至上主義」を見直し、顧客や従業員、サプライヤー、地域社会、株主などすべてのステークホルダーを重視する方針を表明。これにはAmazonやAppleなど米大手企業181社のCEOが署名しており、これまでの短期的な利益を重視したものから、長期的視点に立った方針へと舵を切った。

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